貿易で得た陶磁器が展示、貿易陶磁博物館

観光客で賑わうチャンフー通りの一角にある民家を改造した貿易陶磁博物館。
貿易陶磁博物館は別名「海のシルクロード博物館」としても知られ、主にホイアン市街地とその近海で発掘された出土品が展示されています。
当時の日本との交易も頻繁に行われたため、日本からの出土品がメインの博物館でもあります。

ポストカードと入場料のミステリー

入場してすぐ左手にはポストカード売り場があります。
ホイアン市街地の町並みを収めたポストカードはどれも美しく、また洪水時のホイアンの写真もあります。
日本橋界隈の通りはデュボン川が氾濫しているため、住民や観光客は手漕ぎボートでの移動となります。
なかなか興味深い写真ばかりなので、数枚購入するのがおすすめ。

また、ここにはちょっとしたミステリーがあります。
基本この貿易陶磁博物館では入場のためにチケットが必要です。
入場時はポストカードを販売しているおじさんにチケットを切られるのですが、私のときは無料で入場できました。
「きみは日本人か?」
と聞かれて、私が頷くと、入場料は無料だとのことでした。
しかし、次に来場した欧米人に対してはしっかりと入場チケットを切っていました。
日本との縁を展示した博物館だから、日本人は無料なのかもしれませんね。
ただし毎回無料とは限りませんので、そこらへんはお察しください。

出土品

日本の出土品の多くは沈没した朱印船から発見されたものです。
貨幣から陶器、陶磁器などさまざまな日本文化を垣間見ることができる品々はどれも興味深く、日本の歴史を感じさせてくれます。

特に日本と中国の陶磁器は質が高く、日本の陶磁器はシンプルで中国の陶磁器は派手な模様が施されているという相違点がありました。
ベトナムの陶磁器は最初は日本文化を受け入れてシンプルなものが多かったのですが、次第にカラフルな模様を好むようになり、序々に中国文化を受け入れていった格好となります。

発掘現場の写真

この博物館では出土品だけではなく、発掘現場当時の写真も展示されています。
中には佐賀の有田町の発掘現場の写真もあります。

当時朱印船に詰まれた陶磁器の多くは有田焼でした。
それだけ江戸幕府もホイアンとの交流を重要視していたということでしょうか。

類似している建築

図式で紹介されているのは京都とホイアンの建築様式です。
お互い類似点が数多くあることを説明しています。

進記家のように、日本、中国、ベトナムの三カ国の建築様式が混在している民家が多いことも忘れてはいけません。
しかし、他の多くの民家では建築の土台、骨組み、柱、天井などは日本の建築様式を取り入れているのが多いことが分かります。

古き良き町並みとして世界遺産に登録されたホイアン。
日本人が歩くとふと懐かしく感じるのは、このような歴史、町の端々に日本の伝統を感じることができるからかもしれませんね。

 

<貿易陶磁博物館>
住所:80 Tran Phu St.Hoi An
電話番号:0510 3862 944
営業時間:7:00-18:00

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