歴史は紀元前、サーフィン博物館

ホイアンにある博物館は、何もホイアンだけの歴史が展示されているわけではありません。
ホイアン含むフエ、ダナンなど中部の歴史を辿ることもできるのです。

ベトナムの歴史の面白いところは文化の多様性にあります。
いまでこそベトナムは統一されていますが、ベトナム戦争以前は北ベトナムと南ベトナムに分断されていましたし、さらに前になると北部、中部、南部それぞれ政権があり、独自の文化が発展していました。

中でも興味深いのが中部です。
ホイアンのように中国と日本の文化を受け入れていただけではなく、マレー、インド系文化も多く流入していました。
その象徴がチャンパ王国ですね。
仏教大国にかかわらず、チャンパ王国ではヒンドゥー教シヴァ派が信仰されていました。
中部の歴史はまだまだ謎に包まれている部分が多く、今後の研究によって一層歴史に重みが重なることは間違いありません。

サーフィン文化とは

こちらの博物館はサーフィン時代のものと思われる発掘品が展示されています。
サーフィン時代とは紀元前1世紀から紀元後2世紀程度まで発達した中部地方の文化です。

まだまだ未解明な部分を多く残しているのが特徴ですが、サーフィン文化は別名「青銅器文化」とも呼ばれ、青銅器をいち早く造る技術が中部にはあったとされています。
また、発掘していくと、ガラス細工の加工品が多く見られ、最初はこれらはヨーロッパから輸入したものだと注目されました。
つまり、ベトナムが紀元前の時代からヨーロッパと交易関係があったことを示したのです。
しかし、のち研究結果から、現在ではその説は否定されています。

「サーフィン時代当時には、すでに中部ベトナム人はガラス細工造る技術があったのではないか」というのが定説となっています。
独自の文化を保有している中部地方だからこそ可能だと研究者の間では囁かれているのです。

サーフィン文化の発掘

この博物館では青銅器の発掘品と、発掘段階の現場写真がパネル式に展示されています。
展示されている多くはダナンから車で3時間ほど走ったところにあるワンアイという場所の発掘現場の様子です。
現在のワンアイは小さな港町。
ベトナムの著しい発展に乗り遅れたような殺伐とした雰囲気が印象の小さな町です。
観光地ではありませんので足を運ぶ機会はないかと思いますが、当時栄えていたと思われるサーフィン時代とのギャップがまた興味深く写ります。

 

<サーフィン博物館>
住所:149 Tran Phu St.Hoi An
電話番号:0510 3861 535
営業時間:7:00-17:30

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