最近流行りの世界遺産欲張りツアー

最近現地ツアー会社やインターネットで旅行会社のピーアールするツアーオプションを見てみると、よくみかけるのが「世界遺産欲張りツアー」なるものです。

中部の世界遺産

中部には世界遺産が計4つ点在しています。

フエの建築物

フエの王朝時代の建築物を見学することができます。
大半はベトナム戦争で倒壊してしまったのですが、まだ城内にはいくつかの祠堂、楼が残っており、それらは世界遺産に指定されています。
フエの町並みも静かなもので、旧市街地と新市街地双方異なった顔を持つため、歴史を知らずとも楽しむことができるでしょう。

フォンニャケバン=国立公園

フエからさらに北上したところにある国立公園です。
非常に広大な敷地面積を持ち、野生の動物が生息しているほか、いまだ発見されていない新種の鳥類なども息を潜めているそうです。
見所はフォンニャ洞窟。
アジア最古、世界で最も大きな鍾乳洞と言われています。
実はこの鍾乳洞の探索はまだ調査段階で、どれほど深いのかも分かっていない状況です。
男のロマンをくすぐるような光景に出会えることでしょう。

ミーソン遺跡

チャンパ王国の聖地、聖域などと言われています。
日本人旅行者にとってはフエやフォンニャケバンよりもこちらの方がメジャーですね。
チャン王国はヒンドゥー教シヴァ派でした。
故にシヴァ神を祀る像がいくつも見受けられますし、ガネーシャ、パールバティ、ガルーダなどお馴染みの神々の像も見学することができます。
こちらもまだまだ発掘段階で、次々に新しい祠堂が見つかっていますので、今後も目が離せません。
なお、こちらで発掘された出土品の一部はダナンのチャム彫刻博物館にも展示されています。

そして今回このサイトで詳しくご紹介しているホイアンとなります。

欲張りツアー詳細

4日間もしくは5日間でツアーが組まれていることが多く、1日目にダナン観光をして、夕刻にフエへ向かいます。
2日目は丸一日かけてフエの建築物を見て周り、夜のバスで再びダナンへ戻ってきます。
3日目はミーソン遺跡へ行き、再びダナンへ帰って来るか、ホイアンへ行きます。
4日目はホイアン観光を楽しみ、夕刻にダナンへ戻り解散となります。

欲張りツアーの評価

スケジュールを見てみると分かるように、かなり過酷な時間割ですね。
確かにこのスケジュールだと中部のメインとなる世界遺産を制覇することが可能ですが、できればもう少しゆっくりと時間をとりたいものです。
日本人は海外旅行に行った際、観光スポット巡りと写真撮影に夢中になる気質があります。
対して欧米人はカメラでの撮影は欠かさないものの、カフェでゆっくりとビールを飲んでいる姿をよく見かけます。
世界遺産といっても興味がなければただのボロい建物に他なりませんし、ミーソン遺跡は歴史を知らなければ楽しむことはできません。

世界遺産を余すことなく巡れるという点においては及第点ですが、それ以外の楽しみ方を見つけることができない以上、あまりおすすめはできません。
一箇所か二箇所ピンポイントで選んで、滞在中はそこでゆっくりと時間を潰すのが一番優雅な旅行になるのではないでしょうか。

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